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俗信だけで家屋敷は守れない

2011.12.10

「家相学」にいくつもの流派があり、それぞれが決まりごとや教えを独自の秘伝として守ってきたために、実態がひじょうにわかりづらいこともあります。「なんだ、やっぱり家相は占いなんじゃないか」「要するに、科学の発達していない時代に生まれた俗信だろう」こんなふうに思われる方も多いことでしょう。しかし私は、かならずしもそれだけではないと考えています。たとえば、戦国時代の城を考えてみましょう。城の構えは一国の命運を決する、きわめて重要な問題でした。

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簡単に攻め落とされず、敵に攻め込まれたときも守りやすい設計にしたはずです。大名や庄屋の屋敷を建てるときにも、当然、「家を守る」といった意識が働いたはずです。台風や火事への備えや、泥棒や暴徒に襲われにくいつくりも必要になります。そういった際に設計の基準として活用されていたのが家相です。俗信だけで家屋敷は守れません。