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乾かないコンクリートで非常事態

2011.10.21

内装や外装工事など最後の仕上げ工事にとりかかることになるが、内装作業がはじめられるのは、早くとも9月ごろ、工事が遅れている場合は、12月ごろからだ。しかし、ここで問題がいくつかある。コンクリートはもともと石灰石や、ジャリなどを水で伸ばしあげてつくる。そのため、出来上がったばかりのコンクリートは、まるで水を吸ったスポンジのように大量の水分を含んでいる。完全に乾燥するまでには3〜5年かかるといわれており、本来なら、仕上げの内装工事にかかる前に1年ほど乾燥させるのが理想的だといわれているほどだ。

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つまり、すでに完成時期が決まっているわけだから、工事が遅れれば遅れるほど、コンクリートが未乾燥な状態で仕上げの内装工事にかからなければならなくなるわけだ。内装作業は、いちばん下の階から順番におこなわれていくので、1〜3階くらいの部屋は、ある程皮乾燥した状態で内装工事をおこなえる。だが、上の階になればなるほど乾燥期間は短く、湿気は相当残ったままである。最上階ともなればなおさらで、その結果、せっかくの新居も異常な湿気で部屋じゅうカビだらけ、という事態が発生する。マンションを選ぶ際、上の階になればなるほど、こうしたことにも注意する必要があるといえるだろう。