タオル業界やネクタイ業界などが、政府に「繊維セーフガード」(緊急輸入制限措置)を要請したことでも分かるように、2000年繊維製品の輸入額は2678億円に及び、その7割、1873億円が中国からのものだった。繊維産業の衰退で、消え去った企業は多い。生き残っている会社にしても、化学、化粧品、医薬品、食品、IT関連品などの企業に変身したり、合併を行なっている。アパレルで元気なのはワールド、三井物産と親密な関係にあるファイブフォックス、ユニクロのファーストリテイリング。経営再建中のレナウンは子供服から撤退。石油化学を中心とする化学業界。その製品群は幅広く、出荷先も全産業に及んでいるといってよい。医薬品、化粧品も化学製品だが、それらを除いた主力の合成ゴムは5500億円、ポリエチレンは4600億円市場である。