日本の全産業の雇用者総数の伸びは、鈍く厳しい状況が続いている。失業率も以前に比べて高くなっていて、その改善の糸口も見つけられていない。しかし、この雇用環境下にあっても、三〇歳代の女性の雇用者数は高齢者とともに増加傾向にあって、この動きはこれからも続くことが予想される。一部の業種を除けば、多くの業種でまんべんなく三〇歳代の女性の雇用数は伸びている。さらに四〇歳、五〇歳代の単身者世帯数も増加し続けているが、その多くは独身で働き続けている人で、所得もあり、マンション購入の有力な担い手になっている。この背景には、非婚率の高まりがあると考えられる。彼女たちにとって、マンションは戸建てよりも生活に好都合で、マイホームの選択基準に適っていると考えられる。また、働く女性にとって、「時間」はきわめて貴重で、住生活においても、その重要性は変わらない。同時にセキュリティ(安全性)も、住宅選択の際のポイントとしては重要だ。マンションは「鍵」一つで事足りるし、最近では、建物全体の安全性を考慮したマンションも多く供給されていて、彼女たちのニーズに適合している。
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