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新しいツツガムシ病も増えている

2011.12.09

ツツガムシは、ツツガムシリケッチアによるツツガムシ病を媒介することで有名ですが、リケッチアをもっていないツツガムシは、単に皮膚にダニ刺されをひき起こすだけで、刺したり咬んだりして人にアレルギー反応を起こすダニの範囲に含まれることになります。ツツガムシの被害は、全国的に五〜六月と十一〜十二月に集中しており、一昔前までの七〜八月型とは異なります。それは媒介するツツガムシの種類が違うからです。ツツガムシは、卵→幼虫→休眠→若虫→休眠→成虫と成長します。

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人を刺したり、咬んだりするのは幼虫期だけです。ですから、この幼虫がいつ出現するのかによって、人への被害時期が異なってきます。古典型ツツガムシ病と呼ばれている、アカツツガムシによって媒介されるツツガムシ病は、新潟、秋田、山形の三県の河川敷周辺で六〜十月、とくに七〜八月に被害が集中していました。この時期に幼虫が発生しているわけです。一方、春と秋に被害のみられる新型ツツガムシ病の原因となるのは、フトゲツツガムシ、タテツツガムシ、ヒゲツツガムシ、ナンヨウツツガムシです。これらのツツガムシによる被害は、十一〜十二月にとくに多くみられます。人を剌したり、咬んだりするツツガムシは今あげた五種類ですから、刺咬性アレルギー症をひき起こすのも、これら五種類に限られます。ツツガムシ幼虫は、野ネズミや他の野生動物に寄生していますが、若虫や成虫は土壌で捕食しながら自由生活をしており、本来は家屋害虫には含まれません。しかし、郊外に住んでいる人は、ツツガムシに刺されることもありますし、また、植木鉢に幼虫が入りこんでいて、刺された例もあります。この意味では、家屋内やその周辺にくることもあるのです。