アメリカ人の家のメンテナンスへの関心度は、資産価値を高めるという理由だけでは説明しきれないほど高いように思います。どの家にもメンテナンスのための工具や材料がひと通り揃っていて、修理のノウハウは親から子へと受け継がれています。またあちこちにあるショップには、自分で家が一軒建てられそうなほど材料やノウハウが充実しています。これもプライベートな時間と、それを包み込む家という生活空間をとても大切に考えているからでしょう。
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家のメンテナンスという作業を毎日の生活の中に組み込み、それを負担に思うより、むしろ楽しいものと考えている様子は、はたで見ていてもうらやましい限りです。家族の生活を包む家をメンテナンスするということは、本来とても楽しいはずです。家族がそこで暮らしているからこそ生まれる住まいのトラブルや不都合を、一つ一つていねいに解決して、その後の生活に備えようというのですから。せっかく家を建てたのに、そんなメンテナンスの楽しみを放棄し、一方でその価値を下げてしまうとしたら、これはもう、もったいないとしかいいようがありません。