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ワンルームの設備とそのリース式運用

2011.11.19

ワンルームのアイディアは、一九七六年当時にあっては画期的であった。発足当時は一六・五平米というミニ空間に、ミニサイズながらキッチン、バスルーム、トイレを配置の上、ベッドのある椅子式生活を可能にした設計だけではない。それぞれのワンルームを個人投資家に一戸平均六〇〇万円で分売して部屋の家主とし、それを別の個人に貸す仲立ち、家賃の回収と建物の管理を請け負うというシステムを創出したことが大きかった。ワンルーム・リース式マンションはたちまち首都を席巻、ついで地方の中核都市にひろがった。

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八〇年代以降は、多数の若者たちが生涯の一時期に必ずといってよいほど経験するモデル的空間となったのである。同時に、ワンルームマンションの住人である単身生活者に特有の生活様式、騒音、バイクと自転車の置き場問題、ゴミの後始末問題などが地域住民とのあいだに摩擦をひきおこし、東京都の区によっては、行政がワンルームマンション建設を制限する条例をつくるほどになった。