戦後日本では、高度経済成長期に終身雇用が制度として定着し、一戸建ての持ち家を目指すのが「普通の人生」のように思われてきました。土地は絶対に値上がりし、持っているだけで得をする有利な資産だったのです。しかし、1990年代のバブル経済の崩壊により、右肩上がりだった給料が下がりはじめ、住宅ローンの返済に窮するケースか多発しました。同時に、住宅価格が値下がりを続け、住宅を売ってもローンの返済か終わらず、買
一戸建ての持ち家を目指す... の続きを読む
設計打ち合わせの段階では、設計士・インテリアコーディネーター・エクステリアコーディネーター・空調業者・床暖房業者・セキュリティー業者などとの個別の打ち合わせが進んでいきますが、大きな問題はこれらの個別な打ち合わせを統括するコーディネーターがいないということなのです。特にハウスメーカーが設定している標準仕様以外のリクエストをするとなると、さらに打ち合わせが増え、すべての情報の整理をするのは大変な作業
統括者の欠如... の続きを読む
家造りで「無垢材使用」とはよくきく言葉ですが、実際には注意が必要です。無垢材にもそれこそさまざまなレベルがあるからです。もし、乾燥が不十分な無垢材を使いますと、柱や梁が曲がったり、反ったりするため、やがて家が異様に変形してしまいます。そればかりか、床板も勝手に収縮し隙間がハデに広がります。よくある話ですが、高額な無垢材を使ったハズなのに夜間、突然どこからか無垢材のヒビ割れの音がする……。したがって
「無垢材使用」という言葉には要注意... の続きを読む
一部の建築家や専門家の間では、いまだに伝統的な「開ける」ままの住宅の支持が高いですが、『閉じる』技術で、日本人がなかなか理解できないのが「気密化」です。気密化の必要性やメリットは、いくつかありますが、もっとも大きいものは先ほどちょっとふれた「保温効果の向上」ということです。これには、室内に侵人する隙間風の防止と、外気の壁体内侵入の防止という二つの効果が含まれています。そして、グラスウールなどの繊維
理解できないのが「気密化」... の続きを読む
ダメ出しは言うまでもなく文書(チェックリスト。大手のハウスメーカーや分譲会社はチェックシートを用意していることが多い)で行い、その後作業に入ってもらいます。ただ、ダメ直しの個所が少ない場合や、逆に入居者がいては手がつけられない大きな直しを除いて、一般的には引渡しを受け、入居してからダメ直しを待つ段取りになります。これは、ダメ直しのための職種が多岐にわたること、またスムーズに職人の手配ができないこと
「ダメ出し」の「ダメ直し」はすべてOK?... の続きを読む
日本の国だって、空いている土地はいくらでもあります。狭いところに皆が集中するから、その土地ばかり上がるわけです。土地がいくらでもあって、その供給が土地を利用したいという人の需要よりもオーバーしていれば、土地は上がらないですよ。これは簡単な経済原理です。それなのに土地の利用度を押さえていくというのが、いまの日本の土地政策ですからね。たとえば土地の容積率でもうんと低く押さえるというようなことをやって、
日本の土地政策を失敗に陥れた原因... の続きを読む
なにも知らない人が1件のモデルハウスに足を踏み入れると、必ず次のようなリアクションをとります。「オーさすがにすごいね〜」「ウワ〜!私たちが入ってもいいのかしら?」どういうことかというと、まず玄関の広さで驚くのです。靴を置くだけなのに、布団がひけるほどの広い玄関。何をするのかまったく疑問です。でも、ハウスメーカーにはちゃんと思惑があるのです。まず玄関で驚かせて夢心地にさせる。例えるならば、コンサート
やけに広い玄関... の続きを読む
売買(または分譲)マーケットや賃貸マーケットの最有効プランは、都市文明圏ごとに、街ごとに、立地ごとに、まったく異なる様相を見せるということがわかります。ここからわかるように、最も端的な最有効プランは〜LDK(DK)や〜ベッドルームで表される間取りです。〜ベッドルームの場合は、その広さや間取りはさまざまに考えられます。実際の最有効プランはもちろん、単なる間取りだけで決まるものではありません。設備や仕
取引事例比較法、収益還元法などが使われる... の続きを読む
暖房ばかり考えていると、老人にとっては皮膚がカサカサになってきます。さらに痒くなることも多いようです。この現象はもちろんいろいろな理由があるのですが、多くは五十歳代以降に見られる乾燥性皮膚炎と言われるものです。簡単に言えば、春先になれば回復し、冬になるとかかる病気です。つまり、冬になると、暖房により室内の空気が乾燥してくるからかかるというわけです。したがって、暖房で空気が乾燥している室内には加湿が
暖房ばかりではなく加湿も大切... の続きを読む
これまで政府、特に大蔵省による地価抑制政策が地価の推移にどういう効果を与えてきたかという点からみてみよう。これは特に土地投機に対する鎮静効果である。東京の都心の商業地がかなり値上がりを始めた昭和60年7月、すでに大蔵省は金融機関に対して土地融資の自粛を指導している。しかしそのときの指標は金融機関に完全に無視されている。また昭和61年3月にも、大蔵省は土地融資の自粛を銀行に対して通達している。が、こ
金融機関の不動産への融資規制... の続きを読む